クオールアシスト株式会社
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在宅雇用

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アシストワークスタイル

私のワークスタイル

働き続けることで人間的に成長したい (福島県:脊髄損傷)

仕事風景

花についた雫

ミラーレスカメラで
撮影した花についた雫

私は5歳の時に脊髄損傷したことにより腰から下の神経が麻痺し自力で立ち上がることができません。家の中は四つ這いで移動し、外出時には右脚に長下肢補装具をつけ松葉杖も使用して歩行しています。

養護学校(現在の支援学校)卒業と同時に就職しました。一般企業に通勤をして勤務していましたが、3年前にクオールアシストへ入社し、初めて在宅で勤務しています。34年働いてきた私にとっての働き続ける意味はいくつかあります。その中で大きな意味は、障害があるけれども働くことで、社会的な自分の役割を果たせている。やることをやっていると思えることが自信と誇りになっています。下肢に障害があることにより、どうしても自分でできないことがあり、周囲に助けてもらうことや配慮してもらうことも多くありました。しかし、自分でできるところは工夫をして、どうしても無理な部分だけをお願いすることで乗り越えてきました。健常者の方々と同じ環境の中で働いて多くの経験を得ることができました。忍耐力やコミュニケーション力が身につき、人として成長できたと感じています。

現在は年齢とともに体力が衰えてくることを考え、早めに在宅勤務を選び働いています。担当している業務の一つである経理業務は、単純に文字や数字を入力する業務ではなく、申請書や帳票を経理システムで正確に処理するために、細かな点に気が付くことが重要です。判断も任されていて難しく感じることも多々あります。また、担当している複数業務のスケジュールを調整したり、納期に間に合わせる進め方・効率を自分なりに考えて試しながら進めていけるところ、業務担当者間で相談してみることにより、新たな方法の発見や改善ができるところに仕事のやりがいを感じています。時には依頼元より「迅速に対応していただいた」や「正確に登録していただいた」など思いがけない言葉をかけていただくことがあり、嬉しさとともにもっと頑張ろうという気持ちが沸き上がってきます。

働く一方で、休日は趣味のお菓子作りやビーズのアクセサリー作り・洋服作りでリフレッシュしています。最近ミラーレスカメラを購入したので、趣味で作った作品や花についた雫、月・虹・青空などを撮ってみたいと思い、きれいに撮影できる方法や使い方を初心者なりに勉強し始めました。

働くこととプライベートが充実していることで楽しく生きることができます。足が悪くなった時に、どうにか治せないものかと手を尽くしてくれた両親や親戚の方たちを安心させたいと思っています。

これからも一生懸命働いて自分の役割を果たすとともに人間的にもさらに成長していきたいです。